大人がぬり絵に没頭。余白が生む想像力と創造力:ヨンブンノサン×富士通ラーニングメディアコラボイベント

大人がぬり絵に没頭。余白が生む想像力と創造力:ヨンブンノサン×富士通ラーニングメディアコラボイベント

1月23日、GOB Incubation Partnersが社内で育成を行うヨンブンノサンと富士通ラーニングメディアは「名画で引き出す未知の自分 新春描”き初め」と題したイベントを開催しました。

名画のつづきを描く「ヨンブンノサン」とは

ヨンブンノサンは「名画のつづきを描くぬりえ」コンセプトにした同名の商品を販売しています。ゴッホやモネなど、実在の名画の一部を空白にした塗り絵は、子どもの想像・創造力を育み、自己肯定感を高めるとして、全国の学校や教育現場で取り入れられています。これまで開催したワークショップでは、750人以上が参加しています。

また最近では、女子美術大学やTIP*S(中小機構)などでもワークショップを実施。企業研修等にも活かされています。

富士通ラーニングメディアとコラボ

今回のイベントは人材育成研修などを手がける富士通ラーニングメディアとのコラボで実現しました。

会場となった「CO☆PIT(コピット)」は富士通ラーニングメディアが運営する施設で、自分らしく挑戦できる創発社会の実現を目指して展開されています。

キャンプ場を模したスペースも

CO☆PITのFounderである城能雅也(きのう・まさや)さんの挨拶でイベントがスタートしました。

 

CO☆PIT Founderの城能雅也さん

「まずは自由に空白を埋めてください」──大人20人がぬり絵に没頭

 

テーブルには36色の色鉛筆とヨンブンノサンのぬり絵が用意

イベントが始まると、早速ヨンブンノサンに挑戦します。ヨンブンノサン代表の丸山琴(まるやま・こと)の「思うままに空白を埋めてください」との声に押されるがまま、参加者たちは、戸惑いながらも色鉛筆を動かします。

 

ヨンブンノサン代表の丸山琴

ぬり絵が終わったらグループの中でそれぞれの絵と何を考えて描いたのかをシェアします。

会の冒頭で丸山は「ヨンブンノサンを通じて肯定から始まる世界をつくりたい」と話していましたが、グループ内でも「この絵いいね」「その発想はなかった」「すごいきれいな色使いだね」と肯定の言葉が場を包みます。

また丸山自身も、参加者の絵を見て回りながら、その人の色使いや筆のタッチ、絵から見える人間性などを肯定しながら歩きます。

9割が、絵で目標を描き出す

こんな流れを2回繰り返した後に、今回のメインコンテンツである目標設定ワークショップへと移ります。ワークショップのファシリテーターを務めるのはGOB共同代表の櫻井亮(さくらい・りょう)です。

ワークシートは、質問に沿ってシートを埋めていく形式のものと自由記述で白紙のものの2種類がありましたが、多くの人が白紙に思い思いの目標を書いていきました。目標の設定が終わると、グループを超えてペアを組み、お互いにシェアします。ほとんどの人が絵で目標を描いていることも印象的でした。

また、それぞれのシェアを終えた後は、互いの目標に近づくための方法を2人で考えます。このプロセスを数回繰り返すことで、自分の目標とそれに対するアプローチをブラシュアップすることができる設計になっています。

目標設定の最後には「目標を漢字1字で書いてみましょう」とのアナウンスが。

“漢字1字”にもかかわらず、ひらがなで書く人、漢字で漢字を描く人、自分で新たに漢字を作っちゃう人……それぞれが自由な発想で半紙を使います。

 

GOB共同代表の櫻井亮

初公開プログラム「巨大ヨンブンノサン」がつくる一体感

最後に、本日初公開だという最新のヨンブンノサンを使ったワークショップを行いました。その名も「巨大ヨンブンノサン」。

参加者それぞれには手のひらに巻物のようなものが渡されます。開くと、全長3mほどの巻物が。その中の一部が空白になっています。

なんの絵なのか全く見当がつかない中、空いた空白を思い思いに埋めていきます。かなり巨大な空白ですが、イベントも終盤になると、躊躇なく描き進めていきます。

それぞれのぬり絵が終わると、「巻物を壁に貼っていきましょう!」とのアナウンスを受けて、全員で壁に絵を貼っていきます。

 

巻物を貼る様子

順番に巻物を重ねていくことで、次第に1つの巨大な絵が見えていきます。また、1枚の絵をつくりあげるこの作業全体が場の一体感を生み出します。

巨大な巻物を壁に広げてはるのは一苦労で、全員で協力し合いながらなんとか作業を進めます。

そして出来上がったのがこちらの絵。

太陽、胴体の長い猫、地球とバナナ、魚と紅葉…..全員で1枚の絵を眺めてみると、それぞれが思い思いに描いていたはずなのに、そこにつながりやストーリーが見えてきます。

そんな不思議な連帯感と一体感を感じながらイベントは終了しました。

大人になってからぬり絵をしたり、みんなで1枚の絵を作ったりなどといった経験をすることはまずありません。堅苦しく考えがちな目標設定も、子どもの頃の気持ちで、絵を描くように考えてみると、これまでとは違った角度で考えられるかもしれません。

 

変顔での1枚

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