世界一座る日本人……働き方改革に挑むCo-nect「“質的”アプローチが必要」

世界一座る日本人……働き方改革に挑むCo-nect「“質的”アプローチが必要」

3月26日、GOB Incubation Partners(GOB)が社内事業として展開する「Co-nect(コネクト)」が「働き方改革」をテーマにイベントを開催しました。

集中力の可視化で働き方改革を目指すCo-nect

Co-nectは運動できるコワーキングスペースを神楽坂にオープン。作業の合間に専門トレーナーによるストレッチや運動を行うことで、質の高い働き方を提供しています。

また、利用者はウェアラブルデバイスを身につけることで、心拍数から計測した自分の集中力を数値で見ることができます。現在、Co-nectでは利用者のデータをもとに、集中力のパターンを分類して、個々人にあった働き方を提案するなどの研究を進めているところです。

今回のイベントでは、Co-nectが提供する運動プログラムを体験するとともに、世界の働き方のトレンドや事例が紹介されました。

 

世界に展開するWeWork(画像はWeWorkギンザシックス)

会場となった「WeWorkアイスバーグ」は世界中に展開するコワーキングスペース、シェアオフィスの「WeWork」の日本旗艦店です。WeWorkの入居者も飛び入りで参加するなど、注目を集めるコンテンツを展開しました。

「働き方改革には質的アプローチが足りない」

 

Co-nect代表の中山友貴

Co-nect代表の中山友貴(なかやま・ともたか)は最近の働き方改革についてこのように話します。

「残業時間削減などのような量的なアプローチが多い一方で、生産性を向上させるための質的なアプローチはまだまだ浸透していない。

Co-nectは、身体が置き去りにされた現代において、運動で生産性を最大化するということを目標にしている。健康はもちろんだが、生産性を上げるための運動に重点を置いています」

世界一座っている”日本人

中山は続けて、現代の労働環境が生産性の低下を深刻化させている現状を説明します。

「技術革新の影響で、現代ではデスクワークが主流になっている。女性なら、足のむくみや腰の痛みなどが深刻化しており、昔だったら起き得なかった問題が生まれてきています。

2016年の統計データ(出典:Bauman AE et al. Am J Prev Med, 2011)によると、日本は世界で最も『座位時間が長い』国とされています。1日平均で約7時間を座った姿勢で過ごしています。ちなみに僅差で2位のサウジアラビアは宗教上の理由で礼拝を行うことがこのデータに大きく起因していますので、実質的には日本人が飛び抜けて座っている時間が長いのです」

Appleは社員全員にスタンディングデスクを提供した

 

Apple社CEOのティム・クック

こうしたワークスタイルによる生産性の低下を問題視して、新たな働き方を模索する企業も増えてきています。

例えばAppleのCEOであるティム・クックは過去に『座ることは新たながん』だと発言。実際、彼は本社の全員にスタンディングデスクを提供するなど、働き方を改革して、社員の生産性向上に努めています。

また、ニューヨークのボルダリングジムである「Brooklyn Boulders」も最前線の働き方を提供する企業の一つです。ジムにはもともとWi-Fi環境を準備していたので、ビジネスマンの会員はボルダリングの休憩時などにメールチェックなどをするようになりました。

 

Brooklyn Boulders

その様子を見ていた創業者のランス=ビンは、これが新規事業になり得るのではないかと閃き、ジムに作業用の机を置いたところ、これが流行しました。

 

Brooklyn Bouldersの取り組みがわかる動画

中山が強調するのは現在の働き方改革に代表されるような「トップダウン」ではなく、「ボトムアップ」型の改革の重要性です。上に挙げたような企業の取り組みはまさしくボトムアップで働き方をアップデートしている例と言えます。

「集中力に高い、低いはない」──Co-nectが提示する4つの集中タイプ

Co-nectは心拍数をもとにした集中力の可視化をしていますが、以下の4タイプに分類できると言います。

 

Co-nectでは集中力を4タイプに分類している

「まず知って欲しいのは、集中力に高低はない”ということです。『私、集中力低いんだ』って思う人いると思いますが、我々は集中力を高低ではなく、タイプで分類してます。

縦軸に「集中継続時間」、横軸に「集中開始速度」を取っています。こう見ると左下の人のタイプは不利じゃないかと言われるかもしれませんが、血液型の様なもので、どれが良いではなく、自分の傾向を知ることに意味があります。

例えば左下(ネコ型)の人であれば、集中開始速度が遅いので、Co-nectのユーザーさんに対しては、集中するルーティンを作ることをおすすめしたりします。

例えばイチローさんがバッターボックスに入る時の一連の動き、ラグビーの五郎丸さんの構えなどもこれにあたると言えますね」(中山)

Co-nectメソッド(運動プログラム)を体験「リフレッシュできる」「チームビルディングにも効果的」

イベントに最後には、実際に普段Co-nectが提供する運動プログラムを体験。参加者からは、好意的な意見が多く帰ってきました。

 

Co-nectの専任トレーナーが指導してくれる

現在、複数の会社でインターンをしていると言う学生の参加者はCo-nectのプログラムを実際に体験してみて、その価値をこう話します。

「チームで行う運動が多く、ずっとみんなが笑顔だったのが印象的でした。生産性もそうですが、チームビルディングにもとても効果的だと感じました」

 

イベント参加者

また、過去にCo-nectでプログラムを体験したことがあったという社会人の女性に話を聞くと「やはり動くと頭も体も軽くなるなと感じています。長時間ぶっ通しで仕事をしても、途中でだれてしまうところ、運動を挟むことでリズムが出てきて、作業効率や生産性が高まっているように感じます」とのコメントがありました。

Co-nectでは、「Co-nect@オフィス」という企業内への出張プログラムも展開しており、今後、企業の中へのプログラム導入にも期待が持たれます。


Co-nectのウェブサイト

Co-nect@オフィス

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