心身のチューニングを、ビジネスパーソンへ──ノンカフェインティーブランド「HERBALANCE」をリリース

心身のチューニングを、ビジネスパーソンへ──ノンカフェインティーブランド「HERBALANCE」をリリース

10月23日、GOB Incubation Partnersは、ビジネスパーソンをターゲットとしたノンカフェインティーブランド「HERBALANCE(ハーバランス)」をリリース。 代表の松見咲子(まつみ・さきこ)が事業展開とブランド立ち上げへの思いを語ります。

「ノンカフェインティーで自分をチューニング」ビネスパーソンに新提案

 

HERBALANCE代表の松見咲子

松見咲子(以下、略):HERBALANCEは、「日々の中で自分の現在地を知り、チューニングする」ためのノンカフェインティーブランドです。 日頃からハーブティーなどノンカフェインの飲み物を習慣的に飲む人はそう多くはないでしょう。 朝出社して眠気があるとき、会議前にシャキッとしたいとき、気分転換をしたいとき……、おそらく多くのビジネスパーソンは、何気なく、コーヒーを飲んでいると思います。打ち合わせ続きで疲れた時、必ずしもコーヒーである必要はないにもかかわらず、それしか選択肢がないということもあるのではないでしょうか。 もちろん、カフェインが眠気を覚ましてくれるなどのメリットもありますが、過剰な摂取や摂取のタイミングによっては悪影響を及ぼすこともあります。また、病気や妊娠などの理由からカフェインの摂取を控えた方がよい人もいます。 こうした状況に対して、私たちが提案するのが「ノンカフェインのハーブティー」です。

3000億超え──右肩上がりの「デカフェ・カフェインレス市場」

近年では、身体への影響を考える消費者の意識が高まりっています。カフェイン摂取に対する意識を調査1)2013年3月キリンビバレッジ(株)調べ「カフェインゼロ商品の市場動向やお客様意識についてしたところ、約25%が「制限する時がある」との回答をしています。 こうした意識の他あまりを背景に、「デカフェ・カフェインレス」市場は右肩上がりで拡大を続け、2018年時点で3260億円とも言われます。 またハーブやノンカフェイン飲料は、欧米などではよりその効能が知られており、一般の人の生活にも馴染んでいます。例えばハーブはフィトケミカル(植物化学)成分を含んでいて、健康維持や予防の効果も期待できますが、欧米では、日本で言う漢方薬局のように、医学用のハーブを処方する薬局があり、医師が薬より手前の治療法としてハーブのサプリメントやティーを提案することもあるのです。 日本では、ハーブはまだ食品扱いのため、製品として効果や効能をうたうことはできません。しかし、フィトケミカル成分の心身の健康への寄与については、研究が進んでおり、例えばリラックス系のハーブとして知られるジャーマンカモミールに含まれる「アピゲニン」には鎮静作用があることが明らかになっています。

プレゼン前、作業時間、仕事終わり……あらゆるビジネスシーンに対応する5種類のブレンド

今回、HERBALANCEでは、主にビジネスシーンを想定した5種類のブレンドをリリースしました。 上で見たようなノンカフェインドリンクのニーズに対して、HEARBALANCEでは効能が異なる5種類のブレンドを用意。その時の気分やシチュエーションに合わせて選んで飲むことができます。



これまで、トライアルとして、個人のほか複数の企業へも導入してもらい、ターゲットとなるビジネスパーソンの声を集めてきました。 利用した人からは「ハーブティーを飲む時間を作ることで、初めて自分が忙しかったことに気づいた」「色が綺麗で気分が上がる」「身体が軽くなり、ミーティングや登壇中も、軽やかにチャレンジできる気持ちになった」などの声が聞かれました。 また、企業側としても福利厚生や健康経営の促進ツールとして使ったり、見た目の美しさにこだわっている点がウケて、来客用のウェルカムドリンクとして提供したり、といったシーンで活用の可能性を感じてもらえています。

ハーブを社会へ浸透させる足がかりに

私たちは、今回のリリースを、ノンカフェインティーという存在を社会の中に浸透させていく足掛かりにしたいと考えています。というのも、ユーザーヒアリングを重ねる中で、私が想像している以上に、ノンカフェインやハーブについての認知度が低いことを実感したのです。 「ハーブティーだからカフェイン入ってますよね?」と実際とは真逆のイメージを持たれていたり、本来は数100種あるハーブの中で知られているのはカモミールやジャスミンなど数種類だけだったり……。 また、どうしても「リラックス」のイメージが先行しがちですが、実際には上の5種類のブレンドを見てもわかるように、その種類や調合によって、さまざまな場面で効能を発揮します。 ハーブの基本的な理解がまだまだ広がっていない中で、ハーブティーを飲むことのハードルを下げていかなければいけません。HERBALANCEとしては、個人向けの展開に加え、飲食店や企業への導入を進めることで、普段ハーブに馴染みがないユーザーにも、気軽にハーブに親しみ、味わってもらえる機会を生み出せるのではと考えています。

ハーブ本来の形と色を残すため、生産工程にも工夫

HERBALANCEの製品には、すべてオーガニック栽培、農薬不使用の国産ハーブを使用しています。そもそもオーガニックで生産している農家が限られる上に、出荷量が限られているなどの理由から、当初は安定したハーブの供給体制を整えるのに課題を抱えていました。

HERBALANCEへハーブを提供しているハーブ農家の一つ「落合ハーブ園」。国産のオーガニック栽培は数少ない。

 

実際に栽培しているハーブ

また、HERBALANCEのハーブは、視覚的に美しく、より自然を感じられる風合いを出すために、できる限りハーブ本来の形や色を残しています。しかしそのために異物が混入していると目立ってしまいます。実は市販のハーブの多くは粉末状にしていますが、これはブレンドを均一にしやすいということに加え、異物が入っていても目立たないように、との理由があるのです。

ハーブ本来の色と形を残すために、あえてコストをかけてでも生産体制を丁寧に整備している。

オーガニック栽培にこだわる場合、虫の卵などが混入する可能性も高いため、HERBALANCEでは、細かな異物まで取り除くために、異物除去の会社業者を間に通して対応しています。 さらに、HERBALANCEではあえて「ティーバッグ」の形で製品をお届けすることにもこだわっています。これは、ハーブになじみのない利用者にも手軽に飲んでもらうための工夫ですが、ここでもハーブの形を残しながらブレンドするのはかなり難しく、ティーバッグを充填する工場探しでは何社にも断られました。

今後はサブスクリプション展開も予定

今後は、サブスクリプション(月額定額制のサービス)などの展開も予定しており、より習慣化しやすいかたちでも製品を広げていけたらと思っています。 最近では「ギフト用に使いたい」といった声も多く頂いており、そうしたニーズに対しても対応できるよう、準備を進めています。 ノンカフェインの市場が伸びていますから、一般消費者へ浸透していけば、今後より幅広い企業とのコラボや、多分野での展開などの可能性を感じています。 HERBALANCEの理念「ハーブティーを介して自分を見つめ直す」──。 ハーブティーを選ぶ時間は、「今日はイライラしてしまったな」「会議前なのに、集中できていない」など、いまの自分の状態に思いを巡らすきっかけをつくります。忙しさの中で、身体や心を置き去りにするのではなく、ハーブティーを手に取る数分でも、自分の現在地を知り、自然な状態へとチューニングする時間を取ってもらいたいです。


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References   [ + ]

1. 2013年3月キリンビバレッジ(株)調べ「カフェインゼロ商品の市場動向やお客様意識について

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